中姫八幡神社・社叢|手つかずの樹木が遺る鎮守の森

中姫八幡神社(なかひめはちまんじんじゃ)は、大野原町中姫にある神社で中姫宗像神社とも呼ばれます。戦国時代の元亀・天正年間(1570年〜1593年)、粟井村の藤目城主斎藤下総守が社殿を造営し、氏神として崇敬した事が始まりと言われています。御祭神は、帯中日子命・帯日売命・品陀和気命で、秋季例大祭ではこの地区のちょうさがこの神社に集まります。中姫八幡神社・社叢(なかひめはちまんじんじゃしゃそう)は、香川県指定自然記念物に認定されています。

住所

〒769-1612 香川県観音寺市大野原町中姫541

・高松自動車道大野原ICから車で約8分(3.2km)
・観音寺市内から車で約14分(6.5km)

鉄道

JR豊浜駅からタクシーで約8分(4km)

駐車場

あり

  • 社叢について

北西部の社叢:上層がシイ林(わずかにイタジイが混じる)で、その他にクスノキ、ヤマモモなどが生育しています。中層はツブラジイ、クスノキ、サカキ、ヤマモモ、ヤブツバキなどが生育しています。下層は未発達のままです。
東部の社叢:上層がツブラジイ、クスノキ、ヤマモモなどの大径木が生育しています。中層はクスノキ、クロガネモチ、サカキ、ヤブツバキ、モッコクなどが生育しています。下層は北西部と同様未発達のままです。

県下各地にシイ林は見られますが、平野部、特に沖積地に発達するものは、この神社の社叢のみで貴重なものとして、県の天然記念物に指定されています。

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